歴史書は、旧約聖書でイスラエルの民の歴史を記した12巻です。ヨシュア記・士師記・ルツ記・サムエル記上下・列王記上下・歴代誌上下・エズラ記・ネヘミヤ記・エステル記からなり、カナン入植から士師時代、王政、捕囚と回復に至る神とその民の関係を示します。

記録の背景

  • 著者と霊感 — 各巻はヨシュア・サムエル・エズラ・ネヘミヤなど当時の指導者や記録者が神の霊感(Ⅱテモテ3:16)を受けて記しました。歴代誌は捕囚帰還後、祭司・レビの観点から歴史を再構成しています。
  • 記された時期 — 紀元前14世紀(カナン入植)から紀元前5世紀(エズラ・ネヘミヤ・エステル)まで約1,000年の歴史を扱い、各巻はその時代に記されるか、捕囚後に回顧的にまとめられました。
  • 歴史的状況 — 約束の地の征服、士師時代の堕落と救いの繰り返し、ダビデ・ソロモンの王政、南北分裂と滅亡(紀元前722・586年)、バビロン捕囚、ペルシア時代の帰還・神殿・城壁再建までが背景です。

記録の目的

  • 神が契約を守り約束の地を与え、民の従順には祝福を、不従順には裁きを下されたことを示されました。
  • ダビデ王家とメシアに関する契約(Ⅱサムエル7章)、神殿礼拝、預言者の役割を通して、神の摂理と主権を現されました。
  • 捕囚と滅びの後にも、御言葉と祈り・従順を通して回復される神の恵み(エズラ・ネヘミヤ)と隠れた摂理(エステル)を記されました。
  • 旧約イスラエルの歴史は、今日の聖徒が神の契約・摂理・救いの歴史を正しく理解し、御言葉に従い望みを握るようにする御言葉となります。

下の巻別講解音声説教を選んでお聴きいただけます。